InstagramやTwitterでおしゃれな写真を見るとどうしても欲しくなってしまうカメラ。
私も3年前にインスタでおしゃれな写真が撮りたいなって思ってカメラを始めた口なので、動機なんてそんなものでいいと思います。
最近では一眼レフやミラーレスカメラ、コンデジといったいろんな種類のカメラが発売されています。
インスタ映えするカメラ特集なんてポップもよく見かけるようになりました。
中でも女性の方は一眼レフとミラーレスカメラのどちらを買おうと迷ってしまうという人がものすごく多いです。(元カメラ店員の経験談)
そんな悩めるカメラ女子のために、今回は『一眼レフとミラーレスカメラの違いや立ち位置の違い』についてレクチャーしていきます。
この記事を読んで、少しでもあなたの中に残るものがあれば幸いです。
もくじ
- 1 【前提】一眼レフとミラーレスカメラの構造の違いは『鏡(ミラー)』にあり!
- 2 一眼レフとミラーレスカメラでは取り扱っているメーカーの種類が異なる
- 3 一眼レフとミラーレスカメラの画質の違いをセンサーで比較してみる
- 4 一眼レフが持つ3つのメリット
- 5 ミラーレスカメラが持つ3つのメリット
- 6 どういうスタイルで写真を撮るかでカメラは決まる
- 7 一眼レフからミラーレスカメラに変えた私の今の心境
- 8 写真をライフスタイルとして取り入れるならミラーレスカメラ
- 9 写真をワークスタイルとして取り入れるなら一眼レフ
- 10 カメラ女子オススメの一眼レフとミラーレスカメラ
- 11 一眼レフ・ミラーレスカメラにはどちらにもメリットデメリットがある、あなたのライフスタイルに合わせてカメラを選んで
【前提】一眼レフとミラーレスカメラの構造の違いは『鏡(ミラー)』にあり!
まず一眼レフとミラーレスの大きな違いについてお話ししていくと、カメラの構造の違い自体にあります。
一眼レフはフィルムカメラ時代からある作りで、レンズから通して見た景色を一度鏡に反射させてファインダーという覗き穴に見たままの景色を写しています。
そうすることで上下左右反転することなく景色を確認することができ、デジタルカメラに移行してもその構造を維持してきました。
ミラーレスカメラは本体の小型軽量化をするために、そのミラー部分取り払ってそのままセンサーに景色を映し出すという構造をしています。
ミラーを省略する=ファインダーがない
というのがミラーレスカメラの大きな特徴で、撮影するときは液晶の背面モニターや電子ビューファインダー(液晶型のファインダー)で景色を確認します。
一眼レフはファインダーで写真を撮り、
ミラーレスカメラは液晶画面で写真を撮る
ミラーがあるかないかで撮影スタイルが大きく変わるので、実際にカメラ屋さんなどで試してみるのが一番オススメです。
スマホで写真を撮ることに慣れている人はミラーレスカメラでも全然大丈夫ですし、元の景色をしっかり確認したいという人は一眼レフを使うとミスマッチが起こりにくくなります。
一眼レフとミラーレスカメラでは取り扱っているメーカーの種類が異なる
現在一眼レフを発売しているメーカーは、
- Canon
- Nikon
- PENTAX
- SONY
の4社で発売されています。
フィルムカメラ時代には他のメーカーもありましたが、現在はこの4社が主流です。
それに対してミラーレスカメラは、
- Canon
- Nikon
- PENTAX
- SONY
- OLYMPUS
- Panasonic
- FUJIFILM
の7社とバリエーションが豊かになっているところも見逃せません。
パナソニックとオリンパスはレンズの共有ができるので、両者を行き来しやすいという利点があります。
ミラーレスカメラは外観にこだわった女性向けのモデルも多いので、かわいいカメラが欲しいという人にはオススメです。
それに対して一眼レフは外観で選ぶことはできませんが、歴史が長いのでレンズのバリエーションが豊富になっています。
一眼レフとミラーレスカメラの画質の違いをセンサーで比較してみる
カメラの画質はレンズとイメージセンサーのサイズに大きく左右されていると言われています。
イメージセンサーは景色を画像にするときに焼き付ける昔でいうフィルム部分のことで、ミラーレスカメラでも一眼レフ相当のセンサーを積んでいるものもあります。

一眼レフに多いのがフルサイズとAPS-C、ミラーレスカメラはAPS-Cやマイクロフォーサーズが多くなっています。
センサーサイズがフルサイズより小さいものは、フルサイズまで画像を拡大します。
そのためフルサイズよりボケにくくなるというデメリットはありますが、センサーが小さいのでカメラ本体やレンズの小型化が可能になっています。
APS-C同士の一眼レフとミラーレスカメラでは画質に違いはほとんどなく、むしろセンサーの精度によってはミラーレスカメラの方が画質が良くなるということもあります。
最近ではソニーやニコン(キャノンは今後発売予定)でフルサイズのミラーレスカメラも発売されているので、価格は高いですが画質が良いものが欲しいという方はフルサイズミラーレスカメラを選ぶという選択肢もあります。
両者の違いについて述べたところで、次は一眼レフとミラーレスカメラの特徴について詳しくみていきます。
一眼レフが持つ3つのメリット
一眼レフはレンズのバリエーションが豊富
先ほどカメラの画質はイメージセンサーのサイズとレンズによって変わるとお話ししましたが、次は後者のレンズについてお話ししていきます。
一眼レフはフィルムカメラ時代からあるカメラなので、マウントと呼ばれるボディとレンズの結合部分が同じなら古いレンズもつけることができます。
また一眼レフはユーザー数も多いため、シグマやタムロンといったサードパーティ製のレンズが多く揃っているのもポイントです。(サードパーティのレンズは安くて高性能なんです!)
特にキャノンはレンズのラインナップが業界一と言われていて、安いレンズから価格の高いレンズまで選び放題!
カメラ本体はシャッターの回数で寿命を迎えてしまう消耗品ですが、レンズは大切に使えば一生使える資産なのでいろんな写真が撮りたいという人には一眼レフがぴったりです。

一眼レフはオートフォーカスが速い機種が多い
一眼レフはファインダーで写真を撮るカメラなので、電子回路を通さずに景色を見てシャッターを切ります。
そのためシャッターのボタンを半押しにしたときにピントが合う速さがミラーレスカメラよりも速い機種が多いです。
ミラーレスカメラは電子ビューファインダーやモニターを一回通してしまっているので、どうしてもフォーカスが遅くなりがちです。
旅行写真やスナップ写真を多く撮りたいという人はミラーレスカメラのフォーカススピードでも耐えられますが、スポーツやディズニー写真といった動体(動いているもの)を多く撮るという人は一眼レフの方がオススメです。
ニコンはピント合わせの精度が高いって言われてるよ!
バッテリーの持ちは一眼レフが最強、ミラーレスカメラは本当にもたない!
最後に一眼レフの最大の特徴は、『バッテリーの持ちがいい』こと!
これ、とっても大事なことなので文字を大きくしてみました笑
一眼レフは見た目も大きいですが、その分バッテリーのサイズもしっかり確保することができています。
またファインダーで撮影するときはほとんど電力を使わないので、電池の減りも少ないんです。
私は今ソニーのミラーレスカメラα7Ⅱを使っているのですが、3分に1%くらいの勢いでバッテリーが減っていきます。
撮影のときは2~3個バッテリーを持っていかないと不安で仕方ないくらい、バッテリーには悩まされてます。
バッテリーの放電も早いので久しぶりにカメラを持ち出すときに、バッテリーの充電をせずに家から出るとそりゃあもう絶望です。(これ10回はやってます)
最近のミラーレスカメラはUSB充電もできるものが多くなっているのですが、充電中はカメラを使えないので注意が必要です。
ミラーレスカメラが持つ3つのメリット
ミラーレスカメラは小さくて軽い機種が多い
大きくて重たい一眼レフに対してミラーレスカメラは小型で軽い機種が多くなっています。
その理由は先ほどお話ししたミラーの構造にあるのですが、そのサイズと重さは一眼レフと比べると一目瞭然。
女性のバッグやリュックはメンズのものと比べて小さいことが多く、荷物を多く持ち歩くので大きくて重たいカメラは死活問題になってしまいます。
ミラーレスカメラはその点をしっかり考慮して女性でも持ち歩きはしやすいモデルが多くなっているのが特徴です。
またセンサーサイズが大きいとそれに対応するためレンズも大きくなってしまうのですが、ミラーレスカメラのレンズは小さいものが多いのでレンズ交換も楽々。
ミラーレスカメラは後発のカメラなので一眼レフと比べるとレンズのバリエーションは少ないですが、今後さらに主流になっていくことは間違いないと思います。
ミラーレスカメラは本体の価格が手頃なものが揃っている
一眼レフとミラーレスカメラの価格を比べたとき、初心者向けのモデルだとミラーレスの方が価格が抑えてあるものが多くなっています。
また一眼レフの新機種は2年毎くらいのスパンで発売されますが、ミラーレスカメラは1年スパンでどんどん出てくるので型落ちを買いやすいというメリットもあります。
価格が安いといっても画質が劣るということはなく、逆にオートモードが充実しているので初心者でも写真を撮りやすくなっています。
カメラは精密機械で家電と同じような立ち位置なので、エントリーモデル新機種の方が旧機種の上のモデルよりもよくなっているということもよくあること。
高画質の写真を手軽に楽しみたいという人はミラーレスカメラを選ぶと間違いがありません。
かわいいカメラのバリエーションはミラーレスの勝ち!
私は見た目よりも中身を優先するタイプなのであまりカメラの外観は気にしないのですが、この記事を読んでる方の中にはおしゃれなカメラが欲しいという方もいらっしゃるはず。
そんなあなたの期待に応えてくれるのはミラーレスカメラです。
ミラーレスカメラの初心者向けのモデルは女性を意識して作られたものも多く、首から下げてもかわいいモデルがたくさんそろっています。
初心者向けのモデルの中には写真をより印象的に魅せてくれるアートフィルターが充実しているものが多く、カフェやおしゃんぽ撮影にぴったりです。
『カメラのことはよくわからないけど、とにかくおしゃれに撮りたいの!』
という人は、素直にミラーレスカメラを選びましょう笑
どういうスタイルで写真を撮るかでカメラは決まる
ここまでずらっと一眼レフやらミラーレスがなんやらとお話ししてきました。
けど、さらに混乱しちゃったという方もいますよね。
そんなときは一旦カメラのことを忘れて、『どういう写真が撮りたいのか』を考えてみてはいかがでしょうか。
インスタにあげるようなおしゃれな写真?
それとも写真展に応募するような本格的な写真?
この答えの参考に、次は私のカメラ遍歴について少しお話をしていきます。
一眼レフからミラーレスカメラに変えた私の今の心境
私は大学4年生のときにキャノンの一眼レフ、『EOS Kiss X7』という機種を購入しました。
このカメラは当時世界で一番小さい一眼レフと言われていて、とってもコンパクトなのでどこにでも持ち歩いていました。
Kissシリーズは初心者向けのシリーズで、初心者の私でもとても使いやすく気に入ってたのですが、マニュアル撮影などをするようになるとボタンがたくさんあってダイヤルも多い機種にステップアップしたくなりました。
X7のセンサーサイズはAPS-Cで、それより大きいサイズとなるとフルサイズしかありません。
一眼レフのフルサイズ機はサイズが大きくて重たいので、最初から除外。
そうなると当時残っていたのはソニーのフルサイズミラーレスカメラしか選択肢がありませんでした。(その時はソニーしかフルサイズミラーレスカメラを出していなかった)
やっとこすっとこ手に入れたα7ⅡですがサイズはX7とほとんど変わらないものの、画質は格段によくなりとにかくいろんなところに遊びに行っては写真撮るのが楽しみになりました。
ブログを始めた今でも商品撮影にはほとんどα7Ⅱを使っていて、このカメラがカメラオトメを支えてきたと言っても過言ではありません。
バッテリーも持ちは悪いし、レンズはバカみたいに高いし、レンズはでかいし文句もまあまあありますが、私のように趣味で写真を楽しんでいるという使い方であればミラーレスカメラという選択肢も悪くないかなと思っています。
ですが周りのカメラマンを見渡してみると、キャノンやニコンの一眼レフを使っている人がほとんどでまだまだプロの世界にはミラーレスカメラが浸透していないのが現状です。
写真展などに出展するときは大きくプリントして写真を引き延ばすので、画質がよくないと粒子が粗い写真になってしまいます。
カメラの基本的な構造を知るためにも、本気でカメラを勉強したいんだ!という人は一眼レフを選びましょう。
写真をライフスタイルとして取り入れるならミラーレスカメラ
カフェでおしゃれな写真を撮りたい、
コスメの写真をかわいく撮影したい、
ちょっとしたポートレートを撮影してみたい…
そんな趣味の一環として写真を撮るのであれば、ミラーレスカメラがぴったりです。
ミラーレスは小型で軽いので、それだけで持ち歩きのハードルがぐっと下がります。
実際私もミラーレスカメラに変えてから、写真を撮る回数も枚数も増えました。
とりあえず写真を始めてみたいという人にもミラーレスカメラは敷居が低いですし、新機種もどんどん出るので型落ちも手に入れやすいです。
バッテリーの持ちの悪さと液晶画面で写真を撮ることに抵抗がなければ、ミラーレスカメラでもインスタ映えする写真を撮ることができますよ。
写真をワークスタイルとして取り入れるなら一眼レフ
ミラーレスは小型で持ち歩きしやすいと言っても、写真の撮りやすさとグリップを握る一眼レフの安心感には超えられないものがあります。
私がファインダーをのぞいてシャッターを切るという写真の基礎を学ぶことができたのも、最初に選んだ一眼レフのおかげだったと思っています。
もともと一眼レフは重たくて大きいものが頑丈で使いやすいと言われています。
がっつり写真を撮りたくて、将来仕事にも生かしていきたい…そう思っている人はぜひ一眼レフを選んでみてください。
カメラ女子オススメの一眼レフとミラーレスカメラ
ここからは私がオススメしている一眼レフとミラーレスカメラを1つずつご紹介していきます。
カメラ選びに困ったときの一つの参考になれば幸いです。
オススメの一眼レフは『Canon 6D markⅡ』
まず最初にご紹介するのは、フルサイズの一眼レフ『Canon 6D markⅡ』というカメラです。
このカメラは世界で一番軽いフルサイズ一眼レフで、モニターも自撮りがしやすいバリアングル式になっています。
イメージセンサーも高感度に対応しているため暗いところでもバッチリと決めてくれますし、オートフォーカスもめちゃくちゃ早いので長年使いこなせるカメラになっています。
6Dはフルサイズモデルのエントリーモデルなので、ランクでいうと中級機レベルですが初級機よりもずっと操作性も画質もいいのでとってもオススメです。
価格がちょっと高いな…と思う方は全モデルの6Dを購入するのもオススメです。
一度フルサイズになると、二度とそれより下には戻れない。
そんな魔力がこもった笑カメラになっています。
オススメのミラーレスカメラは『EOS KissM』
キャノンのミラーレスカメラでオススメの機種は、『EOS KissM』です。
キャノンはもともとフィルムカメラ時代から、初心者・ファミリー向けの一眼レフ『Kissシリーズ』を販売してきました。
エントリーモデルのノウハウを何年も蓄積してきたKissシリーズから、2018年3月に初めてのミラーレスカメラ『EOS KissM』が発売され、現在も売れ続けている人気機種です。
同時期に発売された『EOS M100』よりも外見は一眼レフ寄りで、さらにカメラの持ちやすさと使いやすさにこだわった実用性が高いモデルです。
カラーはブラックとホワイトの2色展開がありますが、ここは無難にブラックを選ぶのがオススメです。
一眼レフ・ミラーレスカメラにはどちらにもメリットデメリットがある、あなたのライフスタイルに合わせてカメラを選んで
ここまで一眼レフやミラーレスカメラについてお話ししてきました。
どちらにもメリットデメリットがあって、機能や特徴だけでは選びにくいというのが正直なところではないでしょうか。
スマートフォンを手にして誰でも気軽に写真を撮れるようになり、よりカメラというものが生活に根付くようになりました。
カフェや旅行先で写真を撮らないことはないというくらい、カメラは私たちの日常に密着しているもの。
だからこそ機能や外見だけにこだわるだけではなく、自分のライフスタイルに合わせたカメラを選んでほしいというのが私の意見です。
この記事があなたのカメラ選びの少しでも助けになれたら幸いです。
Have a happy camelife!
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