カメラを衝撃や落下から守ると言われている保護レンズフィルター。
多くの人がレンズフィルターをつけて写真を撮っている一方で、『レンズフィルターによる画質の劣化』を心配してつけないという人も一定数いるのが現状です。
特にインターネットやSNSではいろんな情報が混じり合うから、どれが本当の情報か分からなくなってしまいますよね。
今回のカメラオトメではカメラ歴3年になった私がレンズフィルターの重要性について、私のエピソードを加えながらお話ししていきます。
もくじ
レンズに触れてしまったときの指紋が気にならなくて済む
私はレンズキャップを外す瞬間やカメラを構えるとき、ふっとレンズに触ってしまうことが多くありました。
何も気にせずに触ってしまうので、家に帰ってクリーニングをしているときに大きな指紋があることに気が付いたこともたくさんあります。
特に夏場は手が汗でベタついてることもあり、その手でレンズに触れてしまうと汚れを落とすのにも一苦労。
レンズフィルターだと「拭けばいいや!」と思えるけれど、レンズ本体ではそうはいきません。
レンズの表面にホコリや砂などが付着したままクリーニングクロスで拭いてしまうと、拭き傷の原因にもなってしまいます。
拭き傷は思った以上にくっきりつくもので、撮影にも大きく影響するので細心の注意を払う必要があります。
レンズフィルターがあると、フィルターをクリーニングしたあとブロアーでホコリを飛ばすだけでメンテナンスが終わるのでとても楽チン。
不意な汚れにも対応できるのが、レンズフィルターの強みです。
レンズをぶつけたり落としたときの不安が解消される
アウトドアでの撮影や、長時間の撮影になるとレンズキャップをつけたまま移動することもありますよね。
保護レンズフィルターは頑丈なガラスでできているため、レンズを落としたときやぶつけたときにサンドバッグになってくれます。
レンズを落としたときフィルターは粉々になってもレンズ本体が無事だったというエピソードは耳にしたことがあるはず。
そういった不慮のアクシデントを未然に防ぐためにも、レンズフィルターは重要な役割を果たしています。
またレンズに傷がついていると、中古で査定に出したときに安値で叩かれてしまうことも。
売るときのことも考えて、レンズは保護フィルターをつけて丁寧に扱うのがオススメです。
レンズフィルターの画質の劣化は全く気にならない
レンズフィルターをつけると画質が劣化するからつけないという意見もありますが、正直3年間カメラを扱っていて『画質が劣化したなあ』と気づいたことは1回もありません。
私は自分で撮った写真をカメラオトメやSNSに載せることが多く、プリントして大きく引き伸ばしたりすることがないためあまり劣化は気になりませんでした。
私のような写真の使い方であれば、そんなに画質について気にすることはないと思います。
もし写真展に応募したり個展を開くときに写真を大きくプリントしたいと思っているのであれば、『面反射率が低い』フィルターを選びましょう。
面反射率はレンズの透過率に関わってくるので、0.3%以下の反射率のものを選ぶと画質の劣化を防ぐことができます。
レンズフィルターはメリットだらけ!不安の種は先に潰しておこう
ここまで保護レンズフィルターの必要性についてお話ししてきましたが、実はフィルターをつけている方がレンズにもメリットが多いことがご理解いただけたと思います。
特に私は職業上拭き傷だらけで価格のつかないレンズを多く見てきたので、レンズフィルターの重要性を強く感じています。
つけるだけで多くのアクシデントが防げるのであれば、付けない以外の理由がないはず。
カメラを安全に使用していくためにも、保護レンズフィルターをしっかり付けて撮影してくださいね。
Have a happy camelife.