こんにちは、沙矢佳(@a_n_koll)です。
前回の記事、『【カメラ講座】ミラーレスカメラはカメラ女子との相性抜群!メリットやデメリットについても解説します』ではミラーレスカメラの特徴から、メリットデメリットについてお話ししました。
一眼レフと違ってファインダーにミラーがないため、ミラーレスカメラと呼ばれているんですが、ミラーレスカメラと大きく括るだけではもったいない!
ミラーレスカメラを作っているカメラメーカー各社でカメラの性能が全く違うんです!
とにかく画質にこだわっている機種を出しているメーカーや、マニアックな機能を盛り込んで差別化しているメーカー、動画に強い機種を出しているところなど、会社によって違いが明確に分かれています。
現在日本国内でミラーレスカメラを作っている会社は全部で7社。
どれも個性あふれる素敵なカメラメーカーばかりです。
- キャノン
- ニコン
- ソニー
- オリンパス
- パナソニック
- ペンタックス(リコー)
- フジフィルム
この記事ではカメラメーカーごとの機種の特徴に注目して一つずつご紹介していきます。
これを読めばミラーレスカメラのすべてがわかる!
というくらいぎっしりと内容が詰まった記事になっているので、ぜひ何度も読み返してミラーレスカメラ選びの参考や、カメラ雑学として活用してください。
もくじ
- 1 Canonのミラーレスカメラの3つの特徴
- 2 キャノンのミラーレスカメラ『EOS KissM』は初心者にオススメ!動画機能も充実した大満足の一台
- 3 【追記】キャノンからフルサイズミラーレスカメラ『Canon EOS R』が発売!
- 4 Nikonのミラーレスカメラの特徴
- 5 Nikon 1マウントはボディは全て生産終了、新しいマウントを開発中との噂も!
- 6 Nikonから『Zマウント』のフルサイズミラーレスが発売!Z7とZ6の違いに注目
- 7 SONYのミラーレスカメラの3つの特徴
- 8 ソニーのミラーレスカメラは『α7Ⅲ』がオススメ!価格はそれなりに高いけどそれだけの価値があるカメラ
- 9 OLYMPUSのミラーレスカメラの3つの特徴
- 10 オリンパスのミラーレスカメラのオススメは『PEN E-PL9』!フラッシュ内蔵でさらに便利に
- 11 Panasonicのミラーレスカメラの3つの特徴
- 12 パナソニックのミラーレスカメラのオススメは、『GX8』!動画も写真もバランスよく取れる1台
- 13 PENTAX(リコー)のミラーレスカメラの特徴
- 14 ペンタックスのミラーレスカメラは2014年以降最新モデルが発売されていない、このまま生産終了するかも?
- 15 FUJIFILMのミラーレスカメラの3つの特徴
- 16 この夏発売されたフジフィルムのミラーレスカメラ『XT-100』は使いやすさとデザインを両立していて初心者にも中級者にもオススメ
- 17 学生のあなたは『楽天学割』でお得にミラーレスカメラを手に入れよう!
- 18 どのカメラがいいんだろうと悩んだら、メーカーそれぞれの強みを考えて選んでみるのがオススメです
Canonのミラーレスカメラの3つの特徴
キャノンのミラーレスカメラは2018年上半期シェア率トップ!オリンパスのミラーレスを追い抜く結果に
まず最初にご紹介するのは、カメラメーカーのトップを走り続けている『Canon』のミラーレスカメラです。
ミラーレスカメラというとオリンパスを思い浮かべがちですが、2018年上半期はキャノンのミラーレスカメラがトップに上がるほどシェア率を伸ばしている注目の会社です。
参考 参考記事デジカメinfoキャノンは一眼レフに強いメーカー(こちらも長年シェア率トップ)でしたが、最近はミラーレスカメラにも力をどんどん入れてきています。
もともと初心者向けのカメラ設計が得意なキャノンは、オートモードがしっかりしているのも特徴です。
価格も他のメーカーと比べると抑えているモデルが多いので、一眼レフのサブに購入する方も多いです。
キャノンのミラーレスカメラのラインナップは大きく分けて2種類、どの機種にも一眼レフ並のセンサーを搭載してるのが魅力
キャノンのミラーレスカメラのラインナップはプロ・ハイアマチュア向けの1桁シリーズ、初心者向けの機種の『EOS M100』、『EOS KissM』の2種類と大きく分けて2つのラインナップです。(2018年11月現在)
現行のミラーレスカメラは全部で5種類。
- EOS M5
- EOS M6
- EOS M100
- EOS KissM
- EOS R
機種によってそれぞれ特徴はありますが、特に注目するところは『イメージセンサーの大きさ』!
キャノンのミラーレスカメラに使われているセンサーは全て初心者・中級者向けの一眼レフのサイズと同じものを使っているため、画質の劣化がほとんどありません。
ミラーレスカメラはミラー(鏡)がない分、イメージセンサーの性能が重要視されています。
キャノンのミラーレスカメラは本体を小型化しつつも、大きなイメージセンサーを搭載しているので高画質の写真を残すことができます。
キャノンのミラーレスカメラの純正レンズは少なめ、性能も他社と比べると見劣り
ミラーレスカメラはレンズを交換できるのが一番のポイントですが、キャノンのミラーレス用の純正レンズはまだまだラインナップが少ないのが現状です。
純正レンズはズームレンズが多く、明るくて画質のいい単焦点レンズはほとんど発売されていません。
ミラーレスのマウント(EF-M)から一眼レフのマウント(EF、EF-S)に交換できるマウントアダプターも発売されていますが、非対応レンズも多いので注意が必要です。
参考 参考記事キャノン公式サイトキャノンのミラーレスカメラ『EOS KissM』は初心者にオススメ!動画機能も充実した大満足の一台
キャノンのミラーレスカメラでオススメの機種は、『EOS KissM』です。
キャノンはもともとフィルムカメラ時代から、初心者・ファミリー向けの一眼レフ『Kissシリーズ』を販売してきました。
エントリーモデルのノウハウを何年も蓄積してきたKissシリーズから、2018年3月に初めてのミラーレスカメラ『EOS KissM』が発売され、現在も売れ続けている人気機種です。
『EOS KissM』のポイントは以下の5つです。
- 小型軽量化ボディに電子ビューファインダーがついている
- 高速オートフォーカスがついているから、カメラ初心者でも動いている被写体にピントが合いやすい
- 最新画像処理エンジン(DIGIC8)を搭載しているから写真を引き伸ばしてもきれい
- 強力な手ぶれ補正がカメラ本体に内蔵されている
- キャノンで初めて高画質な4K動画を撮影できるミラーレス
初心者向けのミラーレスカメラなのに、これでもか!というくらいの機能を詰め込んでいるカメラになっています。
同時期に発売されたEOS M100よりも外見は一眼レフ寄りで、さらにカメラの持ちやすさと使いやすさにこだわった実用性が高いモデルです。
カラーはブラックとホワイトの2色展開がありますが、ここは無難にブラックを選ぶのがオススメです。
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これからカメラを始めたいという人に特にオススメのミラーレスカメラです。
【追記】キャノンからフルサイズミラーレスカメラ『Canon EOS R』が発売!
SONY、Nikonに引き続き2018年10月25日にフルサイズミラーレスカメラの『EOS R』を発売しました。
フルサイズミラーレスカメラのための新しいマウント『RFマウント』を採用し、高画質で高速なオートフォーカスを売りにしています。
マウントアダプターを利用して従来のEFマウントを使うこともでき、新しいEFマウントのレンズも期待できるものばかりです。
初心者向けのミラーレスというよりはハイアマチュアやプロを意識した作りになっているため、価格は高価になっていますが周りからの評判もよく今後RFマウントが主流になる可能性も高いかもしれません。
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Nikonのミラーレスカメラの特徴
ニコンのミラーレスカメラのマウントは『Nikon 1』、コンパクトでどこにでも持ち歩けるサイズが嬉しい
一眼レフはキャノンと一騎打ちしているニコンですが、ミラーレスは大幅に遅れをとっています。
ニコンのミラーレスカメラは『レンズ交換式アドバンストカメラ』という名称で発売されていて、特徴は本体の小型軽量化にあります。
その理由はイメージセンサーの小型化にあります。
イメージセンサーを小さくしたことで女性でも片手で持てるくらいコンパクトなミラーレスカメラを実現しました。
センサーが小さい分写真がボケにくく画質も他のカメラメーカーより落ちてしまうのが難点ですが、そこはレンズで補っていくしかないようです。
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Nikon 1マウントはボディは全て生産終了、新しいマウントを開発中との噂も!
実はNikon 1シリーズは、2018年をもってボディの生産を全て終了しています。
一部レンズや他のアクセサリーは現在も販売していますが、この先Nikon 1マウントから新しいボディが出る可能性はほとんどなさそう。
生産が終了している以上公式サイトからNikon 1マウントのカメラを購入することはできませんが、アマゾンや楽天ではまだ取り扱っているお店が多いです。
また、一部ではニコンがAPS-Cとフルサイズ、2種類のミラーレスカメラの新しいマウントの特許を申請したという情報が入っています。
詳しくは2018年8月23日にライブ配信で発表され、新名称の『Zマウント』の真相がわかるとのこと。
カメラオトメでも、ニコンのミラーレスカメラの最新情報について詳しくお伝えしていきます。
Nikonから『Zマウント』のフルサイズミラーレスが発売!Z7とZ6の違いに注目
2018年にNikonからフルサイズミラーレスカメラが発売されると、カメラ業界でも話題になったNikonZシリーズ。
フラッグシップモデルのZ7は多くのニコンユーザーを虜にしていて、Zマウントのレンズのラインナップを今か今かと待ち望んでいる声も多く聞かれます。
またスタンダードモデルのZ6も11月23日に発売されるということもあって、期待度がさらに高まっています。
キャノンのEOS Rと同様、マウントアダプターを噛ませて一眼レフのレンズも使うことができる点も嬉しいところ。
ニコンのボディは頑丈なぶん重たいというクレームも多くあったので、Z7やZ6でその心配が大幅に解消されるのではないでしょうか。
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SONYのミラーレスカメラの3つの特徴
ソニーのミラーレスカメラはイメージセンサーの技術がトップクラス!他のメーカーもセンサーはソニー製のものも多くあります
ソニーはもともと半導体の開発に優れていたメーカーで、コニカミノルタからカメラ事業を受け継いだミラーレスカメラ『αシリーズ』を発売しています。
その半導体の技術を生かしたイメージセンサーの開発技術はまさにトップクラス、ニコンを筆頭に他のカメラメーカーにもイメージセンサーを供給しています。
ソニーの最先端の技術を生かしたミラーレスカメラは、ある意味マニアックなカメラが多く一眼レフのサブ機としてソニーのミラーレスを購入する人も多いです。
フルサイズミラーレスはソニーだけ!マウントアダプターでオールドレンズ遊びが海外でも人気の秘密
ソニーのミラーレスカメラは大きく分けてAPS-Cサイズの『α6000・5000シリーズ』と、フルサイズの『α7シリーズ』の2種類があります。
初心者向けのエントリーモデルは4桁シリーズなのですが、圧倒的に人気なのはフルサイズミラーレス。
ソニーは他のメーカーに先駆けてフルサイズミラーレスを一番最初に作ったメーカーで、センサーの規格と35mmフィルムのサイズが一致しているので、フィルム時代のレンズが使えると海外でも大ブレイクしています。
最近はSNSのあおりを受けて、全世界でフィルムカメラブーム・オールドレンズ(MFレンズ)ブームということもあり、α7シリーズはフィルムカメラとの相性がバッチリ。
特にα7Ⅱ以降はボディ側に『手ぶれ補正』機能がついたため、こうしたレンズを使っても手ぶれを防ぐことができるんです。
海外ではマウントアダプターを介して一つのカメラボディで様々なメーカーのレンズを使う『レンズ遊び』の文化が発達しているため、フルサイズミラーレスはレンズ遊びの都合がいいカメラなんです。
ソニーのカメラは鮮やかではっきりした色味、パキッとした発色が好きな人にオススメ
2017年に私はキャノンの一眼レフからソニーのミラーレスカメラ『α7Ⅱ』にチェンジしてびっくりしたのが、その色味。
キャノンのカメラは白に強いということもあって実際の景色よりも白味が強い写真が多かったのですが、ソニーに変えてから発色がビビットな写真が増えました。
この写真はα7Ⅱで撮影した写真です。(無加工、ブログにアップするため圧縮済)
ふわっと撮影したつもりでも、色が出やすいというのがソニーのミラーレスに変えた一番の印象でした。
この発色が好きかどうかもソニーのミラーレスカメラを選ぶときの一つの基準になります。
ソニーのミラーレスカメラは『α7Ⅲ』がオススメ!価格はそれなりに高いけどそれだけの価値があるカメラ
私がオススメするのは、フルサイズミラーレスカメラ『α7Ⅲ』です。
このカメラは私が使っているα7Ⅱの次の世代のカメラで2018年に発売されたモデル。
注目のポイントは以下の4点。
- 他社を圧倒する高速オートフォーカスで、シャッターボタンを押した瞬間にピントが合う
- ISO感度が100-51200と好感度かつセンサーの改良でノイズを減らし、感度を上げても高画質を維持
- バッテリー容量が2倍になり、高画質の4K動画にも対応したことで用途の幅を広げられる
- 背面モニターにタッチパネル機能を搭載したことでより使いやすさがアップ
私の持っているα7Ⅱではオートフォーカスがまだまだ遅くバッテリーの持ちが悪すぎるのが難点でしたが、α7Ⅲはその弱点をすべて改善してしまったまるでモンスターカメラ。
実際に家電量販店でテスターしてみ他のですが、オートフォーカスの速さは素人が見ても一目瞭然。
それ以前のフルサイズミラーレスは電子接点(オートフォーカス機能に使う部分)がついているマウントアダプターを使うと、純正のアダプターでもフォーカス速度が遅くなってしまうという欠点がありました。
ですがα7Ⅲ以降はフォーカス速度が大幅に上がり、電子接点付きのマウントアダプターをつけても瞬時にフォーカスがバッチリ。
それに合わせて好感度センサーで暗闇でもノイズを気にすることなく撮影できたり、背面モニターにタッチパネルを内蔵するなどより使いやすさもアップしたまさに向かう所敵なしのカメラです。
一つ問題があるといえば、価格だけでしょうか。
カメラを持ったことがない人からすると、α7Ⅲのプライスは躊躇してしまうかもしれません。
ですが価格を上回るほどの性能かつ、フィルムカメラや他メーカーの一眼レフのサブカメラとしても活用することができるという使い勝手の良さを考えると、この価格も妥当なのかもしれません。
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OLYMPUSのミラーレスカメラの3つの特徴
パナソニックとの共同開発した新イメージセンサー『マイクロフォーサーズ』のミラーレスカメラ
オリンパスのミラーレスカメラは、パナソニックと共同で開発した新規格のセンサーサイズ、『マイクロフォーサーズ』です。
マイクロフォーサーズは小型ながらも高画質なイメージセンサーで、小型軽量化したボディととっても相性がいいんです。
APS-Cよりもイメージセンサーが小さい分、ボケ感や写真を大きく引き伸ばしたときに画像が荒くなってしまいますが、SNSに投稿したりブログにアップしたりという用途であれば全く気になりません。
またオリンパスとパナソニックのマウントは同じ形状なのでオリンパスのボディにパナソニックのレンズをつけたり、パナソニックのボディにオリンパスのレンズをつけたりすることができます。
そうやって両社のいいところ取りをできるのがマイクロフォーサーズの利点です。
また交換レンズもコンパクトなものが揃っているので、たくさんレンズを集めてもあまり場所を取らないのが嬉しいところ。
フィルムカメラ時代から洗練されたデザインはミラーレスカメラになっても健在
オリンパスのミラーレスカメラの特徴はなんといってもカメラのデザインのセンス!
フジフィルムがレトロなフォルムのカメラを発表したり、キャノンがオリンパスのあとを追従したりと頑張っているけれど、オリンパスのデザインにはかないません。
特に初心者向けの機種、OLYMPUS PENシリーズはとってもかわいくて毎年デザインが洗練されていくのがはっきりわかります。
長年カメラ女子からの支持率上位の理由は、このデザインと手のひらに収まるコンパクトさにあると言っても過言ではありません。
フィルムカメラ時代からデザインに力を入れてきたオリンパスの本領が、デジタルでもしっかり生かされています。
カメラ初心者・女子向けはPEN、ハイアマチュア向けはOM-Dとターゲットがはっきりしている
オリンパスのミラーレスカメラは大きく分けて2つのラインナップで構成されています。
- PENシリーズ
- OM-Dシリーズ
PENシリーズどちらかというと見た目と小型軽量化にこだわった機種が多く、カメラ初心者や女性から支持されています。
ボディを小さくしてデザインにこだわったことでダイヤルやボタンが少なくなり、代わりにアートフィルターやオートモードが充実したカメラになっています。
それに対してOM-Dシリーズは主にファミリーやハイアマチュア向けの機種になっていて、コンパクトだけどより写真を撮ることに特化した作りです。
PENにはなかった電子ビューファインダーや防塵防滴機能、ボディのボタンやダイヤルを増やしたことでより直感的にカメラを操作できるようになっています。
そして2016年にはPENとOM-Dの中間機種、『PEN-F』が発売されました。
このカメラはハーフフィルム一眼レフ『ペンF』のデザインを再現しつつ、コンパクトながらも電子ビューファインダーを取り付けてボタンやダイヤルを増やしたミラーレスカメラになっています。
デザインも使いやすさもどっちも選びたいという人はこのPEN-Fを選ぶのがオススメです。
オリンパスのミラーレスカメラのオススメは『PEN E-PL9』!フラッシュ内蔵でさらに便利に
オリンパスのミラーレスカメラでオススメなのは、『OLYMPUS PEN E-PL9』という機種です。
このカメラは2018年に発売されたPENシリーズの最新型で、8よりもさらに洗練されたボディのデザインと初搭載の内蔵フラッシュが特徴的なカメラです。
またスマートフォンとの連携もさらに簡単になっていて、撮った写真をそのまま転送できる自動転送機能も搭載されました。
アートフィルターや特殊撮影モードのバリエーションも豊かになり、これ一台で多彩な表現ができるのも魅力的。
デザインから入りたいカメラ女子は、OLYMPUS PEN E-PL9からステップアップしていくのがオススメです。
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どのカメラも色味がとても上品なので、ファッションに合わせてカラーを決めるのがオススメ。
Panasonicのミラーレスカメラの3つの特徴
パナソニックは家電メーカーならではの『使いやすさ』にこだわったカメラが多い
パナソニックは世界的に有名な総合家電製品メーカーで、その技術をカメラにも生かし他のカメラメーカーとは一線を画した『使いやすさ』に特化したメーカーです。
パナソニックのカメラはミラーレスカメラもコンパクトデジタルカメラも『LUMIX』というブランドで統一されています。
私も実際に数機種パナソニックのミラーレスを操作してみましたが、カメラを触ったことがない人でも操作しやすい設計になってるなという印象を受けました。
またオリンパスとレンズを共有することができるため、レンズのバリエーションが多いのも嬉しいところです。
パナソニックと言ったらドイツの有名カメラメーカー『ライカ』のブランドを持った高品質なレンズが売り
パナソニックのカメラで忘れてはいけないのは、レンズの存在です。
ドイツの超有名メーカー『ライカ』のブランドを冠したレンズ、通称『パナライカ』のレンズを使えるのはマイクロフォーサーズだけ!(マウントアダプターは除く)
ライカのカメラは精巧な作りと描写力で世界中から支持を得ているメーカーで、パナソニックが設計・製造を担いライカが監修を担っています。
こうしてできた高品質なレンズは、オリンパスユーザーからも支持されています。
もともとパナソニックの手ブレ補正はレンズ側についていて、オリンパスの手ブレ補正はボディ側についています。
オリンパス側の手振れ補正をオンにしたままパナソニックのレンズの手振れ補正をオンにしてしまうとうまく手振れ補正ができなくなってしまいます。
最近の機種ではパナソニックのボディ側にも手振れ補正はついていますが、下位機種にはまだまだついていないのが現状です。
パナソニックのミラーレスは動画に特化した機種が多く、GHシリーズは有名youtuber達が愛用中!
最近ではyoutubeやInstagramの動画アプリ『IGTV』といった投稿型動画コンテンツが増えたことで、カメラに写真だけでなく動画の機能も求められるようになってきました。
パナソニックのミラーレスカメラは動画と相性がいいカメラがそろっていて、エントリーモデルでも高画質の4K動画が撮影できる機能を備えています。
パナソニックのフラッグシップモデル『GH5』は、有名youtuberのヒカキンやモテクリエイターのゆうこすが使っていることでも有名です。
それくらい動画に強いカメラはパナソニックという印象が強く、後続のカメラメーカーを寄せつけないほど信頼を得ています。
将来動画にも力を入れたい、youtuberを目指しているという人にはパナソニックのミラーレスカメラがオススメです。
パナソニックのミラーレスカメラのオススメは、『GX8』!動画も写真もバランスよく取れる1台
パナソニックから紹介するオススメのミラーレスカメラは、『GX8』です。
GX8のオススメポイントは以下の5点!
- 初の背面バリアングルモニターで自撮りも動画も撮りやすくなった
- GX8からボディ内にも手振れ補正機能がついたことでさらに手ブレに強くなった
- 防塵防滴機能がついているから天候が悪くなってもある程度平気
- GFシリーズよりも高画質な写真と動画を残せる
- SDカードが使える
GXシリーズはエントリーモデルのGFシリーズの1つ上のモデルになっていて、写真と動画のバランスがとれたモデルが揃っています。
中でもGX8はバリアングルモニターを搭載しているから、上下に移動するGFシリーズのモニターよりもさらに使いやすくなりました。
さらに防塵防滴機能やボディ内の手振れ補正がついていて、機能もしっかり充実しているところもポイントです。
またGFシリーズはmicroSDカードを使用して撮影するのですが、GXシリーズではSDカードを使うことができます。
いちいちアダプターに変換する必要もなくmicroSDカードの管理の心配もないので、1段階上のGXシリーズを使ったほうが耐久性の面でも長く使うことができます。
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画質にこだわるならレンズもパナソニックで揃えよう!
PENTAX(リコー)のミラーレスカメラの特徴
ペンタックスのミラーレスカメラはQマウント!世界一小さいボディがかわいい
ペンタックスのミラーレスカメラはQマウントを採用していて、そのセンサーサイズは高級コンデジよりも小さくなっています。
とにかくどこでも持ち歩けるようにと設計されたミラーレスカメラのサイズはなんと世界最小を記録しています。
コンパクトさを追求するために多くの機能を省略しているため、ペンタックスのミラーレスカメラにはWi-Fi機能や電子ビューファインダーなどはついていません。
コンデジよりも小さいながらもレンズを交換していろんな描写を楽しめるのがペンタックスのミラーレスの特徴です。
価格も他メーカーのミラーレスカメラよりもリーズナブルになっているため、手に入れやすいカメラになりました。
ペンタックスのミラーレスカメラは2014年以降最新モデルが発売されていない、このまま生産終了するかも?
現在ペンタックスのミラーレスカメラの現行モデルは2014年に発売された、『Q-S1』のみ。
公式サイトやオンラインショップには生産終了という文字はないもののこれから新しい動きがある…ということもなさそうなのが現状です。
海外のサイトではQマウントのページが削除されたなどの情報があり、今後もしかしたらNikon 1のように全ての機種が生産終了になってしまうかもしれませんが、今のところ生産は続いているようです。
昔からのペンタックスユーザーや、コンパクトなカメラを好むユーザーに愛用されていたカメラだけに、生産終了は少し悲しいニュースになりそうです。
FUJIFILMのミラーレスカメラの3つの特徴
80年以上培ってきたフィルムメーカーならではの鮮やかな発色、フィルムシミュレーション機能も充実
フジフィルムは社名にもある通り、フィルムカメラ時代からフィルムやカメラを作ってきたメーカーです。
ナチュラクラシカ・クラッセといった今でも人気のあるフィルムカメラを販売してきたフジフィルムが次に手をつけたのがミラーレスカメラです。
フジフィルムがミラーレスカメラ業界に足を踏み入れたのは2011年からと出遅れてはいるものの、とにかく画質にこだわったミラーレスカメラを多く発売してきました。
センサーサイズはAPS-Cを採用しながらも、フルサイズに負けないくらいの高画質とコンパクトさを兼ね揃えたカメラが勢ぞろいしています。
特筆すべきは、フィルムメーカーならではの写真の発色の良さです。
フィルム時代から培ってきた写真の色味を存分に生かした鮮やかな発色は、まさに芸術品。
デジタル化によってフィルムがどんどん廃盤になる中で、フィルムの色味を楽しめる『フィルムシミュレーション機能』もフジフィルムのミラーレスならではの機能です。
純正レンズは単焦点レンズが揃っていてより高画質できれいな写真を楽しめる
フジフィルムのミラーレスカメラは『Xマウント』というマウントを採用しています。
このマウントは、サードパーティ製(シグマやタムロンといったレンズメーカーのレンズ)のレンズが少ないのが難点ですが、それを上回るほどの純正単焦点レンズが揃っているのが魅力です。
単焦点レンズはズームができない代わりに、ズームレンズよりもレンズが明るくボケ感と画質が楽しめるレンズのこと。
フジフィルムのレンズはこの単焦点レンズが画角ごとに揃っているので、写真を楽しみたい人にはぴったり!
カメラとレンズをじっくり楽しみたいという人には、フジフィルムのミラーレスカメラがオススメです。
フジフィルムのミラーレスカメラはダイヤルが独特、フィルムカメラを彷彿とさせる設計
フジフィルムのミラーレスカメラは中級機以上のカメラになると、ダイヤル表記がモード表記ではなくシャッタースピードで表記されています。
もちろん絞り優先モードやシャッタースピード優先モード、完全オートモードはついているけれど他メーカーから移行するとモードの少なさにびっくりします。
フジフィルムのミラーレスカメラはより撮影に集中できるようにとレンズ側に絞りがついていて、レンズとカメラ本体どちらでも絞りを操作することができるようになっています。
これはフィルムカメラの名残で絞りをレンズ側にも取り付けることにより、電子ファインダーに目線を集中させることを目的としています。
いちいちモニターで確認しながら撮影するという手間が省けるので、この機能はとても画期的!
フィルムカメラを使い慣れていない人にはちょっと難しいかもしれないけれど、慣れたらきっとこの操作性に虜になること間違いなしです。
この夏発売されたフジフィルムのミラーレスカメラ『XT-100』は使いやすさとデザインを両立していて初心者にも中級者にもオススメ
フジフィルムのオススメのミラーレスカメラは、2018年夏に発売された『XT-100』という機種です。
このカメラでオススメするのは以下の5つのポイントです。
- 3方向チルト式タッチモニターでどんな場所でも撮影しやすい
- 充実のオート機能で初心者にも優しい
- 初心者向けの機種なのに妥協しない高画質
- フィルムシミュレーションやアドバンストフィルターで簡単に色調や明るさを変えられる
- ISO感度も100−51200まであるから暗いところでもバッチリ撮れる
初心者向けのミラーレスカメラと銘打ちながら、「ここまで高性能にするか!」というくらい力を入れたエントリーモデルなんです。
XT-100の特に注目するべきポイントは、ISO感度と3方向チルト式タッチモニターです。
先ほどソニーのα7Ⅲと同程度のセンサー感度を保ちながら、タッチ式で上下右方向に動くモニターを搭載しているのはフジフィルムのXT-100だけ!
内蔵フラッシュと一緒に使うと暗いところでもくっきりはっきり撮影することができます。
また他メーカーと同じくらいオートモードが充実しているから、初めてのミラーレスカメラでも安心です。
バッテリーの容量も大きいから、フジフィルムユーザーはサブカメラとして使うのもオススメ。
親切さという点ではまだまだキャノンには劣りますが、今後カメラを本格的にやりたいと思ったときにも存分に力を発揮してくれるミラーレスカメラです。
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特にゴールドのボディは珍しいから注目の的になること間違いなし!
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どのカメラがいいんだろうと悩んだら、メーカーそれぞれの強みを考えて選んでみるのがオススメです
最近よく耳にするようになった「結局どのカメラがいいんだろう」問題。
もちろん高ければ高いほどいいカメラは買えるし、一目惚れしたデザインで選んでしまうのも一つの手です。
ですがカメラメーカー一つ一つを追っていくと、そこにはメーカーが独自に歩んできた歴史と強みが見えてきます。
そういったメーカーの特徴と自分の撮りたいものを両者をすり合わせていけば、「このカメラを選ばなきゃよかった!」という後悔は少なくなります。
この記事を読み終わってなんとなくこのメーカーのカメラが気になるなあと思ったら、ぜひ家電量販店やカメラ屋さんに足を運んでみてください。
そうして選んだカメラはきっと最高の相棒になるはずです。
もしカメラ選びに悩んでしまったという方や、こんな内容も入れて欲しいというご要望、このカメラはこんな機能もあるんだよ!という情報がありましたらぜひコメントやお問い合わせページからご連絡いただけたら幸いです。
あなたのカメライフをカメラオトメは全力で応援しています。
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