中判カメラの基本〜特徴から種類までしっかり解説します〜

【カメラ講座】中判カメラってどんなカメラ?特徴や種類について解説します

InstagramやTwitterといったSNSの発達によって、改めて見直されるようになったフィルムカメラ。

デジタルとは違って気軽にシャッターを切れない不便さや、撮った後にカメラ店に現像を出さなくてはいけないタイムラグが若い人の間で新鮮なんだそう。

フィルムカメラといえば35mmフィルムカメラが定番ですが、このページを開いたあなたはきっと中判カメラに興味を持っているはずです。

今回のカメラオトメは『中判カメラの基本』をテーマに、基礎中の基礎からしっかりと説明していきます。

これを読めばきっとあなたも中判カメラの世界に虜になるはず。

読み物の一つとして、さっくりと読んでくださるととても嬉しいです。

中判カメラは大判カメラと35ミリカメラの中間のカメラ

現役カメラ女子厳選!カメラ初心者にもオススメの二眼レフ5つを紹介

中判カメラは一般的な35ミリカメラと4*5インチ以上の大判カメラの中間のカメラです。

なんのこっちゃという方は、そのまま読み進めてくださいね。

フィルムカメラのサイズは大きく分けると以下の図のように分類されます。

フィルムカメラの分類図をわかりやすく作成しました

まず一番大きい4*5(シノゴ)は大判カメラに分類されます。

そして下からずらっと6を中心にサイズがどんどん分かれていっています。

6*9(ロクキュー)から6*4.5(ロクヨンゴ)までが大判カメラと35mmカメラの中間のサイズ=中判カメラと呼ばれています。

フィルムカメラの中でも一般的なフィルムカメラは35mmなので、そのサイズを比較してみると中判といってもとても大きいサイズで撮影できることがわかります。

これが中判カメラが普通のフィルムカメラよりも画質がいいと言われている理由です。

過去には中判カメラの中には後付けで35mmフィルムが使えるようにできるアクセサリーなどもありました

このフィルムカメラのフォーマットはカメラによって決められていて、カメラの機種名のあとにフォーマットの数字が続いていることが多いです。

こうやってフォーマットごとにいろんなカメラを使い分けられるのが、中判カメラを楽しむときの一つのポイントになっています。

APSと110フィルムについて

フィルムカメラのフォーマット画像の中には書かれていませんが、APSフィルムと110フィルムというフィルムも存在します。

画像をより見やすくするためにあえて省略させていただきました、ご了承くださいませ。

中判カメラで使うのは120フィルム(ブローニーフィルム)

中判カメラで使うのは120フィルム(ブローニーフィルム)

(画像引用元:NAVERまとめ

中判カメラに使用するフィルムは120フィルムというプラスチックの軸に巻きつけられたタイプのものになります。

使用するカメラのフォーマットによって撮影できる枚数が決まっていて、例えば6*6の二眼レフで撮影した場合は12枚の写真が撮れます。

35mmフィルムよりも撮影できる枚数は少ないものの、フィルムの面積の大きさから画質を優先した写真を撮ることができるのが大きな特徴です。

120フィルムが巻きつけられている軸のことを『スプール』と呼び、フィルムを使い切ったスプールは新たに次に巻きつけるフィルムの巻きつけ先になっていき、35mmフィルムのように巻き戻しはしません。

現像は今でも普通にカメラ屋さんで受け付けているので、「現像お願いします」と言えばOKです。

主な中判カメラの種類を4種類ピックアップ

主な中判カメラの種類

中判カメラは大きく分けると4種類のカメラに分類されます。

  • 一眼レフ
  • 二眼レフ
  • レンジファインダー
  • トイカメラ

どのカメラもそれぞれ特徴があり、用途や外観が全く違います。

順に追って説明していきますので、自分の好みのカメラを探してみてくださいね。

一眼レフ

中判カメラの一眼レフはボディとレンズとフィルム室がそれぞれ分離していて縦送りにフィルムを送っていくタイプと、35mmフィルムカメラとフォルムが似ているタイプの2種類が存在します。

人気があるのは圧倒的に前者のタイプで、ハッセルブラッドというスウェーデンのカメラメーカーが有名です。

一眼レフはレンズを取り替えて撮影できるため様々な写真が撮れるという強みがありますが、120フィルム(ブローニーフィルム)を使っているためカメラ本体もレンズも35mmフィルムカメラと比較するとひとまわりもふた回りも大きくなります。

撮影方法はカメラによって違っていて、シャッター音や独特の撮影方法などを楽しむにはぴったりのカメラです。

中判カメラの一眼レフは普通のカメラバッグやリュックだと入らない可能性があるので、大きめのインナーバッグや大きめのバックパックを一つ持っておくと持ち歩きにとても便利です。

二眼レフ

1950年代から60年代ごろに爆発的に人気になったのが、ファインダーを覗くレンズと写真を撮るレンズがそれぞれ独立している二眼レフです。

レンズが2つあることから2眼レフと名付けられたこのカメラの特徴は、何と言っても正方形フォーマットで写真が撮れること!

二眼レフで採用されているフォーマットは6*6(ロクロク)なので、正方形に写真を残すことができるんです。

そのためInstagramとの相性は抜群!

見た目もレトロでかわいらしいものが多いので、カメラ女子の間でも根強い人気を誇っているフィルムカメラの一つになっています。

レンジファインダー

レンジファインダーはファインダーの中に距離計という機械が埋め込まれているカメラのことを指します。

レンジファインダーを採用しているカメラは、一眼レフのようにぼやけているところをはっきりさせるピント合わせではなく、二重像になっている2つの画像を一つに合わせていくピント合わせをして写真を撮影していきます。

中判カメラのレンジファインダーカメラは35mmフィルムカメラのような一眼レフの形をしているものや、コンパクトカメラのようなフォルムをしているものまで様々なカメラが存在しています。

特にコンパクトカメラになっているタイプの中判カメラの多くは、レンズを繰り出す部分が蛇腹になっているものが多くなっている(スプリングカメラ)ものがほとんどです。

トイカメラ

最後に紹介するトイカメラは先ほどの3種類と比べると価格が安価なものが多く、今でも新品で手に入るものが多くあります。

それもそのはず、トイカメラはレンズを含めたほとんど全ての部品がプラスチック製のチープな作りになっているカメラのこと。

トイカメラはカメラが高くて手が届かない層をターゲットにして作られたカメラのことで、写真写りは先ほどのカメラと比べると大きく劣ります。

その分普通のフィルムカメラでは撮れない写真が撮れるとインターネットで評判になり、一定層に支持を得ています。

使い慣れるまでに時間がかかりますが、その分フォトジェニックな写真が偶然生まれるかもしれないとっても不思議なカメラです。

中判カメラで撮影するメリットは画質がいい写真を撮影することができること

中判カメラで撮影するメリットは色々ありますが、一番のメリットは何よりも画質のいい写真を残すことができるという点です。

一番小さなフォーマットの6*4.5でも一般的な35mmフィルムカメラの2.7倍の面積を誇る中判カメラは、きれいな写真を残すのにぴったりです。

中判カメラに使う120フィルム自体が大きいためカメラ本体も大きくなってしまいパッと取り出せるカメラではないですが、じっくりと写真に向き合って作品を残すカメラがたくさん残っています。

中判の一眼レフやレンジファインダーに使うレンズは35mmカメラよりも大きいため価格もそれなりに高くなってしまいますが、最近は中古価格が安定してきたため以前よりはレンズも集めやすくなってきています。

またレンズとボディ、フィルム室が分離しているタイプの縦送りの一眼レフであればフィルム室(フィルムホルダー)を交換することで、撮影途中でもフィルムを交換することができるというメリットがあります。

中判カメラで撮影するデメリットは1回に撮れる撮影枚数が少なく重くて大きいカメラが多いこと

中判カメラで撮影するデメリットは、120フィルムの長さが35mmフィルムよりも短くなっているため一度に撮影できる枚数が少なくなってしまうことです。

6*4.5フォーマットであっても撮影できる枚数は約16枚ほど、6*6フォーマットであれば12枚しか撮影することができません。

現像料金もブローニフィルムは高額なため、35mmフィルムよりも気軽にシャッターを押すことができなくなってきます。

そして何よりも中判カメラで気をつけたいのは、その大きさと重さです。

二眼レフやトイカメラであれば軽くて小さいタイプを選ぶこともできますが、基本的に中判カメラは普通のカメラよりも何倍も大きいので撮影する体力を思いっきり持っていかれます。

カメラ女子用のカメラリュックや小さなショルダータイプのカメラバッグでは、入らないことも多い中判カメラは持ち歩きにも一苦労。

普通の荷物用のバッグと分けて大き目のインナーバッグなどにカメラをしまったりするなど、持ち歩くのに工夫が必要です。

中判カメラ初心者の方が最初に選ぶカメラは二眼レフがオススメ!持ち歩きも取りやすさもお手の物

中判カメラをやってみたいという人にオススメのカメラは二眼レフ

二眼レフは他の中判カメラよりも作りが簡単に作られていること、革ケースやストラップが豊富なので持ち歩きにも苦労しないという点があります。

機種によってはレンズを交換できるものがあったり、ピント合わせが左右レバーを移動させるだけのものがあったりするなど、初心者に優しいカメラが揃っています。

二眼レフの構造上フィルムホルダーを交換することはできませんが、フィルム交換も簡単にできるため旅先でもガンガンフィルムを使うことができます。

以下の記事でオススメの二眼レフを5つ紹介しているので、ぜひ読んでみてください!

35mmカメラに飽きてきたら、中判カメラにトライしてみて!新しい世界が開けるかも

ここまで中判カメラについてお話ししてきました。

基本中の基本からお話ししてきましたが、大まかにイメージが掴めてきたらこっちのもの。

中古カメラ屋さんなどに実際に足を運んで、実際に中判カメラに触れて確かめてみてください。

中判カメラならではのどっしりとした重さや35mmカメラとは違うフィルム室の大きさ、シャッターを切ったときの音など普通のフィルムカメラでは味わえない中判ならではの『味』に気がつくはずです。

たくさんのカメラに触れて、これだ!というパートナーに出会えればこっちのもの。

あなたの最高の相棒を見つけてくださいね。

 

Have a happy camelife.

 

2 Comments

沙矢佳

に しおち様

ご指摘ありがとうございます!
スウェーデン製にすぐに変更させていただきました。

これからもよろしくお願いします。

沙矢佳

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