こんにちは、沙矢佳(@a_n_koll)です!
みなさん、カメラを買うときに一番チェックする必要があると思うところはどこでしょうか?
画素数?
イメージセンサー(映像素子)?
それとも見た目?
実はデジタルカメラの画質を決定しているのは、イメージセンサーです。
イメージセンサーはレンズ越しに見えた景色をとらえる部分、フィルムカメラでいうフィルム部分のことを指します。
このイメージセンサーの大きさはカメラによって様々で、大きければ大きいほどいい写真が撮れると言われています。
カメラの画質はレンズ(レンズが汚いと写真に影響します)と、イメージセンサーで決まるのでセンサーの感度や大きさはカメラ選びにとっても重要!
今回のカメラオトメでは、イメージセンサーのことから画素数についてのお話を初心者でもわかりやすく説明していきます。
もくじ
カメラの画質を決めるイメージセンサーの基礎
フィルムカメラは、カメラに取り付けたフィルムに光と色を焼きつけて写真を作ります。
同じように、デジタルカメラはカメラの機内に内蔵されているイメージセンサーが光と色を感知して写真を作り出します。
沙矢佳
カメラの画質はイメージセンサーの大きさとレンズで決まると言われており、
基本的にカメラの画質の優劣は
スマホカメラ<コンデジ(デジカメ)<ミラーレス一眼レフ<一眼レフ
となっています。
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イメージセンサーがなぜ重要かというと、センサーが大きければ大きいほど集める光が多くなる(色を集めやすくなる)=それが画像として反映される、という特徴があるからです。
内蔵されているセンサーは一般的な35ミリフィルムカメラを基準に作られています。
フィルムカメラで映される範囲と同じ基準で作られたセンサーをフルサイズ、4分の3で作られたセンサーはAPS-Cといいます。
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ミラーレスカメラではそれよりも小さいマイクロフォーサーズ、コンデジやスマホカメラではもっと小さいセンサーが採用されています。
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それぞれのカメラのイメージセンサーの大きさをわかりやすく解説したのが、こちらの表です。
(画像の引用はhttp://c-camera.com/camera/page236.htmlさんからお借りしました)
この表を見ていくと、右から左に行くたびにどんどんイメージセンサーの大きさが小さくなっていきます。
この表から特にフルサイズとAPS-Cの間でも大きくセンサーの大きさが変わってくるのがわかります。
沙矢佳
これがイメージセンサーの大きさで画質が大きく変わってくる1番の理由です。
特にコンパクトデジタルカメラは機種によってセンサーの大きさにばらつきがあるので、よく注意して買うことをおすすめします。
沙矢佳
イメージセンサーが大きいことで得られる3つのメリット
イメージセンサーが大きいことで得られるメリットは大きく分けて3つあります。
- 画質がよくなる
- 夜景に強い写真が撮れるようになる
- ボケ感を大きく出せる
まず1番の画質のよさは先ほどご説明した通り、画面を引き延ばす面積が少なくなればなるほど画質はよくなります。
そしてセンサーが大きいということは、光や色を大きく取り込むことができるということにもつながるので、暗い場所でも写真がきれいに撮れるようになります。
そこからイメージセンサーが大きいカメラは夜景にも強くなるというメリットが生まれます。
また一眼レフやミラーレス一眼レフの写真は背景のぼやけかたが特徴的になりますが、その効果もイメージセンサーの大きさによって左右されてきます。
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イメージセンサーが大きいことで生じる3つのデメリット
イメージセンサーが大きいといいことづくしのように聞こえてしまいますが、もちろんデメリットも存在します。
- カメラ本体の大きさと重さが増える
- 写真1枚1枚のデータが重くなる
- カメラ本体とレンズの価格が高くなる
イメージセンサーが大きくなるということは、センサーを支える回りも大きくなることと同じなのでカメラのサイズも大きくなり、重さも増します。
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カメラが自体が重たくなると、旅行や日常生活でカメラを気軽に持って行くということも難しくなるので、小さいコンパクトデジタルカメラが撮影に有利になることもあります。
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もちろんフルサイズのカメラは高性能になるぶん、金額も高くなってきます。
初級機の一眼レフで5万円ほどだったものが、フルサイズになると10万円以上してしまうのがカメラの世界です。
沙矢佳
画素数は写真にどう影響するの?その正体についてお話しします
よく家電量販店の店員さんが、「このカメラの画素数は〜」なんて言ったりします。
でもカメラ初心者が画素数なんて言われても何のことだかわかりませんよね。
特に人間は数字に左右されやすい生き物なので、どうしても画素数が大きい=画質がいい!と捉えがちですが、それは大きな間違い!
ここではそんな画素数についてお話ししていきます。
『画素数』は写真一枚に対する色の数
沙矢佳
箱の中にビーズを入れていくようなイメージでカメラは写真を作っていきます。
なので、画素数が多ければ多いほど箱にどんどんビーズが入っていくことになります。
沙矢佳
ビーズなら箱から溢れます。
実際は溢れることはできないのでどんどん色が詰まっていく(=黒く塗りつぶされていく)ことになり画像全体が暗くなってしまうのです。
なので高画素数でもイメージセンサーが小さいカメラで撮影すると逆に画質が落ちてしまうことになります。
何よりもカメラで大切なのはイメージセンサーとレンズです。
沙矢佳
イメージセンサーと画素数のまとめ
- カメラの画質はイメージセンサーとレンズによって変わる
- イメージセンサーはフルサイズが一番大きくて、それより小さいセンサーで撮影した写真はフルサイズの大きさまで引き伸ばされる
- イメージセンサーの大きさにもメリット・デメリットがある
- 画素数よりも大事なのはイメージセンサーの大きさ
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