夏の風物詩といえば、風鈴。
風が吹くとチリンと音を立てて、道ゆく人の心をそっと涼めてくれるアイテムです。
最近では各地の神社などで風鈴祭も行われていて、見た目もかわいい風鈴を写真に収めようと頑張るカメラ女子の姿も多く見かけるようになりました。
特にカメラ初心者の方だとうまくピントが合わなくて、ピンボケした写真が多発してしまうことも。
風鈴が撮影しにくい理由は以下の2つが主な原因です。
- 風になびきやすいからブレやすい
- 数が多いから構図がうまく定めにくい
今回のカメラオトメでは、あなたの風鈴写真がもっと魅力的になるコツをご紹介していきます。
カメラを持っていてもスマホでも実践しやすいことばかりなので、ぜひこの記事を読んだあとは風鈴祭りに足を運んでみてくださいね。
もくじ
風鈴写真の基本は『水平』と『垂直』を意識するのがスタートライン
まず風鈴を撮影するときに意識してほしいことが2つあります。
それは、『水平』と『垂直』を意識すること!
この2つのバランスがきちんと整っていない写真は、とても不安定で違和感を感じてしまいます。
カメラを構えたときに左右に偏る癖がないか、まっすぐカメラを支えているか確認してみましょう。
グリッド線はカメラのファインダーや背面のモニターに表示することができる線のことで、メニュー画面から設定することができます。
グリッド線は撮影した写真には表示されないため、カメラがうまく持てていないと感じたら積極的に使ってみてください。
こちらの写真は2年前の写真ですが、パッとみたときに右に傾いているような印象を受けると思います。
このようにどちらかにカメラが傾いていたり、不安定な体勢でシャッターを切ると高確率で水平と垂直がブレてしまいます。
風鈴写真は特にこの2つのポイントを意識して撮ることが求められるので、カメラの練習に最適な被写体と言えるでしょう。
明るさ(露出)を高めに設定してあげると、女子感がアップ
できる人は、カメラのオート設定から絞り優先モード(A)にしてみましょう。
絞り優先モードは明るさを設定したら、自動的にカメラ側でシャッタースピードを変えてくれるモードのことです。
風鈴はカラフルなものが多く、明るさをあげるだけで透明感がアップします。
明るさをあげすぎるとシャッタースピードが遅くなってしまったり、風鈴が白く飛んでしまいます。
平均よりちょっと上にあげてあげるくらいのイメージで明るさを変えてみると、カメラ女子感が上がります。

対角線構図をうまく使ってあげるとダイナミックな写真に大変身!
普通の風鈴の写真じゃ物足りない!という人は、対角線構図で風鈴を撮影してみましょう。
対角線構図は以下のように斜めに線を切るように切り取る構図のことで、リズミカルに並んでいる風鈴で撮影するとダイナミックな写真になります。
最初の写真では右上から左下に落ちるように風鈴を置いてみましたが、これを鳥居で応用するとさらに雰囲気の違う写真にすることができます。
こちらの写真も同様に対角線構図を利用したものです。
対角線構図は慣れるまでに少し時間がかかりますが、身につけてしまえばこちらのもの。
積極的にチャレンジしてみてください。

応用編:クロスフィルターを使って撮影するとキラキラが印象的な風鈴に
最後にご紹介するのは、『クロスフィルター』と呼ばれる特殊加工が施されているレンズフィルターを使う応用編です。
クロスフィルターの表面には交差した線がついており、光にレンズを向けると4方向や6方向に光が分散します。
この分散した光がキラキラとなり、まるで少女漫画のような表現を施すことができます。
クロスフィルター自体は1000円などで購入することができるので、1つ持ってるととても便利です。
何ミリかはレンズのふちや、レンズキャップに記載されていることが多いです。
クロスフィルターを使うときは、木漏れ日を活用したり太陽の方向をしっかり確認してください。
人も少なくてクロスフィルターを使うのに最適です。
クロスフィルターは保護フィルターの上からそのままつけて、使い終わったらその日のうちにしっかりクリーニングしておきましょう。

風鈴写真をきれいに撮れるようになって、写真に夏の思い出を残そう
ここまで風鈴写真を撮るコツについてお話ししてきました。
おさらいすると、
- 『水平』と『垂直』を意識する
- 絞り優先モードで明るめに撮影する
- 対角線構図を使うとダイナミックに写真が撮れる
どれも聞きなれない専門用語や構図だと思うので、この記事や関連する記事を何度も読み込むのがオススメです。
そして何度も写真を撮っていると、「これだ!」という写真にたどり着くことができるはず。
何度もトライアンドエラーを繰り返して、夏の思い出をしっかり写真におさめておきましょう。
Have a happy camelife.