こんにちは、沙矢佳(@a_n_koll)です。
カメラを買うとレンズがどんどん欲しくなるものですが、その前にチェックしてほしいことがあります。
それが『マウント』です。
マウントはレンズとカメラ本体を繋ぐ部分のことで、マウントとレンズを合わせることで初めて写真が撮れるようになります。
(引用:ソニーストア)
マウントはどのカメラも一緒というわけではなく、それぞれカメラメーカー独自のものを採用しているので、マウントが合っていないとカメラにレンズをつけることができません。
また、同じメーカーでもカメラ本体のセンサーの規格によってつけられるレンズが変わってくるので、マウントを覚えるのはとても大切なことなんです。
今回ご紹介する国内カメラメーカーは、
- Canon
- Nikon
- PENTAX
- ソニー
の計4社です。
どのメーカーも有名なものばかりなので、どれか一つは耳にしたことがあるはずです。
この記事を読んでさらにマウントへの理解を深めてみてください。
レンズのマウントはカメラ本体のイメージセンサーが大きく関わってきます。
なんのこっちゃと思ったら、『【カメラ講座】カメラを買う前にここをチェック!イメージセンサーを徹底解説』を読んでみてください。

もくじ
Canon EFマウント
1987年にキャノンが作ったのが、『EFマウント』と呼ばれるマウントです。
EFマウントは”Electro-Focus”の略で、現在でも60種類以上あるバリエーション豊かなレンズが揃っているのが特徴です。
また他のレンズメーカーからもいろんなレンズが出てきているので、レンズのためにキャノンのカメラを購入する人も多くなっています。
APS-C対応のレンズの表記は『EF-S』という表記になっていて、フルサイズ機にEF-Sレンズをつけることはできません。
Nikon Fマウント
ニコンはフィルムカメラの初期の時代から『Fマウント』というレンズを作り続けていて、歴史あるマウントになっています。
Fマウントの中でも種類がたくさんあるので、古いレンズによってはカメラのボディに対応していないということもあるので、レンズを買うときには注意が必要です。
ニコンのレンズはフルサイズ機は『FX』、APS-Cは『DX』と表記で区別されていています。
キャノンとは違い、ニコンではフルサイズ機でもAPS-Cのレンズを使うことができます。
PENTAX Kマウント
ペンタックスは『Kマウント』というマウントをニコン同様フィルムカメラの時代から作り続けています。
フルサイズ機は『FA』、APS-Cは『DA』という表記で区別しています。
ペンタックスはキャノンやニコンとは違いAPS-C規格のカメラが多いので、レンズもAPS-Cのラインナップが充実しているのが特徴です。
2016年にK-1というフルサイズ対応の機種が出ましたが、やはりフルサイズのレンズの種類が少ないのでAPS-C規格のレンズと組み合わせていくのがオススメです。
SONY Aマウント
ソニーは2006年にコニカミノルタ社からカメラ事業を引き継いだ会社で、コニカミノルタ時代のαマウントを引きついだ『Aマウント』という規格を使っています。
マウントの名称は変わりましたが、ソニーの一眼レフはコニカミノルタ時代のレンズも使うことができます。
APS-C対応のレンズは商品の頭に『DT』という表記がされているので、レンズを買うときはしっかり表記をチェックしましょう。
他社のレンズを使いたい&規格が違うレンズを使いたいと思ったら、マウントアダプターを使おう
ここまでデジタル一眼レフのレンズマウントについてお話ししてきましたが、完全に他社のレンズや規格が違うレンズが使えないというわけではありません。
『マウントアダプター』というアイテムを使うことで、他のレンズメーカーや違う規格のレンズを使うこともできます。
マウントアダプターはカメラメーカー純正品と、他社のレンズメーカーから出ているものの2種類があります。
用途によって使うマウントアダプターは変わるので、購入したいときはしっかりネットやお店で調べるのがオススメです。
マウントをしっかり理解してレンズ選びを楽しもう
ここまでレンズのマウントについてお話ししてきましたが、ここで一覧にしておさらいしてみます。
フルサイズ | APS-C | |
Canon | EF | EF-S |
Nikon | FX | DX |
PENTAX | FA | DA |
SONY | 表記なし | DT |
レンズのマウントが読めるようになると、新しいレンズを購入するときに役にたちますし、誤って別のレンズを買ってしまうというミスがなくなります。
ぜひこの記事を何度も読み直して、マウントについての理解を深めていってくださいね。
Have a happy camelife.