こんにちは、沙矢佳(@a_n_koll)です。
久しぶりに写真を整理していたら、カフェで撮った写真がたくさん出てきてとてもびっくりしています。
「カメラを持ったら、おしゃれなカフェでたくさん写真を撮りたい!」
そう言っていた昔の自分の夢がどうやら叶ったようです、よかったよかった。
でもカフェの写真を撮るのって意外と難しくて、照明が暗めなところだと撮影するのも一苦労だったりします。
という方のために、今回はカメラ初心者でもきれいでかわいい写真を撮るコツを7つのトピックに分けてお話ししていきます。
もくじ
撮影モードはA(絞り優先モード)を使う
思い通りの写真を撮りたいと思ったときに大事なのは、カメラ本体の機能を知ることです。
Aモードは絞り優先モードと言われていて、絞り(光の量を調節するところ)と露出(写真の明るさ)を調節してくれて、シャッタースピードはカメラが自動で決めてくれるカメラ初心者に使いやすいモードです。
絞りの数値はFで表されていてFの値が小さければ小さいほど、明るくてボケが大きいいわゆる「一眼レフっぽい」写真を撮ることができます。
露出は写真の明るさを調節する機能で、0を基準にプラスに補正(写真を明るくする)したりマイナスに補正(写真を暗くする)ことができます。
絞りと露出を変えるだけでも、暗いカフェでも明るい写真が撮れるようになります。
絞り優先モードは使いやすくて明るさも手っ取り早く設定できますが、デメリットも存在します。
絞りや露出を明るくすると無理やり光をカメラが取り込もうとするので、シャッターが下りるスピードが遅くなる(=ブレやすくなる)という欠点があります。
写真がブレてしまうというときはF値を大きめにしたり、露出の明るさを少し下げてみてください。
写真の明るさは設定前よりは落ちてしまいますが、シャッタースピードは早くなるはずです。
絞り優先モードを使っても写真がうまく撮れないというときは、S(シャッタースピード優先モード)にダイヤルを変更してみてください。
カメラの調子を見ながら早めにシャッターを切ると、ブレを抑えることができます。
ホワイトバランスを暖色に設定する
絞り優先モードで写真を明るくすることに成功したら、次は色味も変えていきましょう。
次に設定を変えるのはホワイトバランスという機能です。
ホワイトバランスは場所によって変わる白色の見え方を調節する機能で、普段はオートを使っている方も多いと思います。
ホワイトバランスの調整もいろんな種類があるのですが、オススメはこの3種類です。
- くもり(薄いオレンジ)
- 日陰(くもりより濃いめのオレンジ)
- 白色蛍光灯(薄めのピンク)
ホワイトバランスを暖色系に設定すると、全体的に暖かい写真に仕上がるのでとってもおすすめです。
かわいく仕上げたいときは白色蛍光灯を使ったりもするよ
レンズの最短撮影距離を把握しておく
カフェで料理や飲み物の写真を撮るとき、それ以外の余計なものを撮りたくないと思ってレンズを近づけたくなってしまいますよね。
レンズの最短撮影距離をちゃんと見てみよう!!
レンズの最短撮影距離は、撮影したい対象にレンズを向けたときピントが合う一番近い距離のことです。
最短撮影距離はレンズによって決められています。最短撮影距離以上にレンズを近づけるとピントを合わせることができないのでぶれた写真を大量生産してしまうことに…。
レンズの最短撮影距離はレンズの表面に明記してあります。
レンズメーカーによって表記に若干のズレはありますが、最短撮影距離は基本的に画像の赤い丸で囲ったところに書いてあります。
この場合は0.3mと書いてあるので、「30センチ以上レンズを離さないと、ピントが合わない。」ということになります。
一番近くで撮影できるレンズはマクロレンズという接写に強いレンズですが、レンズを買わずに最短撮影距離を縮めたいという人もいらっしゃると思います。
クローズアップレンズはレンズの先につける虫眼鏡のようなレンズフィルターで、レンズの最短撮影距離を縮めてくれる優れもの!
レンズフィルターは一眼レフやミラーレス一眼レフといったレンズが交換できるカメラで使うことができます。
私が普段使っているクローズアップレンズはケンコーのレンズフィルターです。
商品情報はこちら
レンズによってレンズ口の大きさが違うので、しっかりチェックしてから書いましょう!
レンズに「φ○○mm」と書かれている数字がレンズの大きさになっているので、そちらを参考にしてみてください。
撮影したい対象をはっきりさせる
カメラを持ちたての初心者がやりがちなのが、1枚の写真にたくさんの要素を詰め込もうとすること。
1枚に全て収めてしまいたいという気持ちはわかりますが、そうすると写真から得られる情報がバラバラになりがちです。
全体図を抑えようとするのではなく、この料理のこの部分が撮りたいという気持ちを持ってみてください。
最近はどのSNSも複数投稿ができるようになっているので、欲張らず一枚一枚を大切に撮っていきましょう。
料理は左右に寄せて余白をしっかりとる
撮りたい対象が決まったら、次は写真の見せ方です。
撮影したい料理や飲み物を右か左に寄せて、余白を意識的に作りましょう。
料理全体を真ん中にどーんと置いてしまうと、どうしても威圧的になってしまいます
初心者のうちは左右を意識して撮るようにすると写真もぐっと変わってくるはずです。
必ず左右に寄ってるはずだよ
もしテーブルが狭くて動きにくい、レンズのピントが合わないという人はレンズを上から下へ見下ろすように撮ってあげると余計なものがあまり入らなくて済みます。
人が写真を見るとき、一点をじっと見つめる人は少ないはず。写真も人の目の流れを作るように、写真を撮るようにすると魅力的な写真が撮れるようになります。
真上から写真を撮るときは、傾かないように90度を意識する
左右に寄せるのもいいけれど、真上から撮った写真も魅力的です。
一見簡単そうに見えますが、実はこの写真の撮り方はとっても難しかったりします。
それもそのはず、真上からの撮影は気をつけることがいっぱいあるんです。
- 写真の上下左右のバランス
- レンズの角度
- 明るさの調整
これをしっかり考えていかないと、ミスフォトをどんどん作り出してしまうことになります。
撮影するときは、立ち上がってレンズとテーブルが90度になるようにしっかりと確認してください。
飲み物は手に持って撮るとGOOD!壁や店内をバックに撮ってみよう
運ばれてきたグラスがちょっとかわいかったり、ジュースなどを頼んで発色がきれいだったときは手に持って写真を撮るのもおすすめです。
背景は壁が一番簡単ですが、慣れてきたらお店の照明をぼかして撮ってみるといつもとは違う写真が撮れるようになります。
手に持って撮影するときは、親指をちょっと上にあげて撮ってあげるとかわいく撮影することができます。
そのほかにもちょっと変わったシュガーポットだったり、スプーンやフォークだってフォトジェニックに大変身!
片手で撮影するのがちょっと難しいと思ったときは、友達に撮ってもらうのもひとつの方法です。
Instagramでも人気の撮影方法なので、ぜひトライしてみてください。
最後はとことん練習あるのみ!
- 撮影モードはA(絞り優先モード)を使う
- ホワイトバランスを暖色に設定する
- レンズの最短距離を把握しておく
- 撮影したい対象をはっきりさせる
- 料理は左右に寄せて余白をしっかりとる
- 真上から写真を撮るときは、傾かないように90度を意識する
- 飲み物は手に持って撮るとGOOD!壁や店内をバックに撮ってみよう
前半は主にカメラの話、後半からは写真の構図の話になっています。
特にカメラの設定は慣れないうちは戸惑うことも多いと思いますが、慣れてくると感覚で操作できるようになっていくはず。
あとは自分の最高の写真に近づけるまで何枚も撮り続けることが、上達のいちばんの近道です。
この7つのコツを実践していけば、必ずあなたのカフェ写真は今よりもっと上達していきます。
カメラオトメでも、カフェ散歩というカテゴリーで様々なフォトジェニックなカフェ情報を更新していくので、ぜひ参考にしてみてください。
Have a happy camelife.