【レビュー】ガンになった写真家、幡野広志さんのエッセイを読んでみました

こんにちは、おさやです。

最近仕事ではカメラを使わなくなったのと、この状況なのでなかなか写真を撮ることも少なくなってしまいましたが今はそういうタイミングなんだなと思って毎日を過ごしています。

 

私自身もこんなにカメラから離れて1つのことに集中すると言う事は久しぶりだったのですが、今は今で充実した毎日を遅れているのでそれはそれで1つの分岐点だったのかもしれないなと思っています。

 

ただ私はやっぱり本を読むのが好きで、写真家や芸能人の書いたエッセイが子供の頃からすごく好きでした。

きらびやかな生活に憧れていたと言うよりは、どちらかと言うと自分とは立場の違う人の言葉を知ってその人自身の視点を知りたかったのかもしれません。

 

よく私の文章は人と変わっていると言われることが多いのですが、それもたくさんの人の言葉や言い回しを自然と学んできたからかも。

今はどちらかと言うと誰かに何かを伝えたいと言うよりは自分のために文章を書いているかもしれません。

 

今日はそんな私から皆さんに読んで欲しい本をご紹介しようと思います。

なんで僕に聞くんだろう

「なんで僕に聞くんだろう」

これが私が今回あなたにご紹介したいエッセイです。

 

若くして血液のガンにかかってしまった写真家の元に、たくさんの質問が届いてそれに答えていくという本です。

私はもともとウェブでこの連載を知って、書籍も購入しました。

 

だから大体の内容は把握した上で本を購入したのですが、ネットで読んだときの印象と今こうして書籍で読んでいる印象が全く違うので個人的には書籍の方をお勧めしようと思います。

ちょっとした文章でも書籍の方が温かみがあるというか優しさを感じる気がします。

 

人生ってとても不思議なもので、ありのままの自然体の自分でいる人の方が魅力を感じるんですよね。

私も今ではすっかり丸くなりましたが若い時にTwitterを始めて集客などを勉強するうちに、いつの間にか偽物の自分ができていた時がありました。

 

そうすると他の人も言ってはいないのにそれに気がつくんです。

この人嘘ついてるなぁとか思ってもないこと言ってるなぁとか。

 

そしてどんどんみんなが離れていってしまってようやく自分の気持ちに向き合えるようになる。

でもそこまでにたどり着くまでに、たくさんのものを失っちゃってるんですよね。

 

時すでに遅し、みたいな。

幡野さんの文章は穏やかな風のようなメッセージ

幡野さんは、血液のガンであることを、末期患者であることを公表しました。

きっとそのことを受け入れるまでにすごく時間がかかっただろうし、素直に人前に公表できるようになるまで心の葛藤があったんだろうなと思います。

 

私が想像できない位悲しみと苦しみを受け入れたからこそこうして多くの人に相談をされているのかもしれません。

 

でも不思議なんです。

なんで幡野さんの文章ってこんなに優しいんだろう、穏やかなんだろうって。

 

その人の意見に合わせるだけでもなくかといって批判も否定もしない。

穏やかな風のように自分の気持ちを素直に綴って人生相談を返してるんです。

それって本当に素晴らしいことだなと思います。

 

私もまだ若いので色々と葛藤があったり体面を気にしてしまったりすることがたくさんあります。

ときには自分を守るために誰かを傷つけたり、誰かを傷つけまいとして自分を傷つけてしまったり…。

言ってしまえば、ただただ不器用な人間です。

 

そんな不器用な人たちの気持ちをすくい取って自分の意見を押し付けることもなく自分はこう思うと言う思いを伝えられるのは、それだけ多くの経験をしてきたからなんでしょう。

 

言葉の片隅からそんなメッセージが聞こえてくるんです。

 

幡野さんの写真は飾らない素朴な日常を残せるのが魅力

本には文章の他にも、至る所に幡野さんの写真が散りばめられています。

最近写真を撮る人が増えたこともあり、SNSでもインスタ映えと呼ばれる現象が長く続いています。

 

人が増えてくるとどうしてもブームが生まれます。

今若い人の間でフィルムカメラが流行っていますが、それもブームの一つです。

 

本の中にも書かれていますが、ブームが起きるとそれ以外のはやっていない写真はどうしても価値がないと感じてしまう人もいるんです。

私もそうでした、これはSNSに合わないから写真を撮るのをやめようとか、これはあまり興味はないけど映えるから撮っておこうとか。

 

自分のために撮っていた写真がいつの間にかに他人に見られるための写真を撮ってしまったと言うことがあります。

もちろんカメラマンをやっていればその先にはクライアントがいるのでクライアントが喜ぶような写真を撮らなければいけないと思いますが個人の写真まで人に合わせる必要なんて本当はなかったんです。

 

幡野さんはプロのカメラマンです。

素晴らしい写真を撮ることができます。

 

でもそれ以上に彼の写真が魅力的だと思うのは、流行に流されず自分の好きな写真を撮っているからだって気がつきました。

それが今、私はとても羨ましいと思うんです。

 

 

本はいろんな世界を見せてくれます。

自分では見つけられなかった視点を、本はいつも教えて導いてくれる。

 

 

私はこの本に出会えて本当に良かったと思っています。

そして、幡野さんの綴る文章に救われました。

 

 

とてもいい本です、カメラが好きな人はぜひ読んでみてください。

 

 

それではまた、お会いしましょう。

 

Have a happy camelife!!

 

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