こんにちは、沙矢佳(@a_n_koll)です。
この記事を書く1ヶ月前に24歳の誕生日を迎えました。
12月は一生懸命ブログに力を入れていたので、誕生日くらいは…と思い自分へのご褒美を兼ねて水族館に行ってきました。
2年ぶりくらいの水族館だったし、カメラの経験もだいぶ積んできたからいい写真ができるとルンルンで行ったのですが…。
それもそのはず、水族館ってとっても写真を撮るのが難しい場所だったんです。
- 全体的に館内が暗いから、明るさを調節しにくい
- 魚が動きすぎて、写真がめっちゃブレる
- アクリル板越しに写真を撮るのは難しい
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ苦しみました。
今回の記事はそんな私の心の叫びをコンテンツにして書いていきたいと思います。
もくじ
水族館の中で使うレンズはズームレンズ一択
まず水族館に撮影しに行くときは、ズームレンズを使いましょう!
カメラ初心者の人はカメラを買うときに同梱されているキットレンズで十分です。
水族館の水槽は全体的に大きいものが多いので、ズームができない単焦点レンズを使うと苦労します。(焦点があわないし、奥にいる魚がめっちゃ撮りにくいです。)
撮影に集中していると、小さな子供が足元にいても気づかないときがあります。
カメラのレンズが大きいと常にレンズが下を向いているので、些細なことで怪我の元にもなりかねません。
屋外の撮影をするときにレンズを替えるようにして、館内での撮影は1つのレンズで済ませるのがスマートで楽チンです。
水族館でカメラ初心者が選ぶべき撮影モードは完全オート
水族館で撮影するときはどのサイトにも、シャッタースピード優先モード(S、キャノンはTv)で写真を撮るように書いてあります。
その理由は先ほどお話しした通り、水族館の中が暗くて写真が撮りにくい場所だからです。
シャッタースピード優先モードはその名の通りシャッターを切る速さを調節して写真を撮るモードです。
絞りと呼ばれる光を取り込む部分の値が一定になっているため、シャッタースピードとセンサーの感度を調節することで明るさを決めていきます。
シャッタースピードが早ければ写真がブレることがなくなりますが、光を取り込む時間が短くなり写真は暗くなります。
逆にシャッタースピードを遅くすれば、光を取り込む時間が長くなるため写真は明るくなりますがブレの可能性が高くなります。
カメラ初心者を脱出するにはフルオートを卒業するのが一番ですが、水族館は初心者には難易度が高すぎます。
フルオートにしてしまえば、あとは写真の構図を考えるだけなので撮影に集中できますよ!
今回この記事で使っている写真は全て、フルオートモードで撮影した写真です。
レンズをアクリル板に近づけて撮影する
水族館で撮影するときは、とにかくレンズをアクリル板に近づけて撮影する必要があります。
レンズをアクリル板に直接つけてしまうと魚が動いたときに対応できなくなってしまうので、3〜5ミリくらいを目安に近づけて撮影すると余計な景色が入り込まず、きれいな写真が撮れるようになります。
写真を撮るときは三分割構図を意識する
写真撮るときの構図はたくさんありますが、今回ご紹介するのは三分割法と呼ばれる一番スタンダードな構図を紹介します。
三分割法は写真を縦に3つ、横に2つに割った構図です。
三分割法はこのラインと交点を意識した撮影方法で、交点に写真を撮りたい対象を置くことで安定した写真が撮れるようになります。
撮りたい対象が複数ある場合は、面(画像でいうカラーの部分)に対象を当てはめて写真を撮っていきます。
縦のラインと横のラインがぶつかり合う場所(図で言う黒い点)を意識して写真を撮るようにすると、自然と上下左右に余白が生まれます。
実際に比較してみると、こんな形になります。


三分割法は初心者でも簡単に写真に安定感をもたらしてくれる写真の基礎中の基礎の構図です。
いろんな角度で写真を撮ってみる
水族館で写真を撮ろうとするとどうしても魚の全体を撮ろうとして、同じ写真ばかりになってしまうということもあります。
そんな時は写真撮る角度やアングルを変えてみることをおすすめします。
マンボウなどの大きい魚は全体図を撮ろうとするんじゃなくて、こうやって一部分を切り取るようにするとより迫力が出ます。
水族館は魚以外にも爬虫類やカエルなどを展示してあるところも多いです。
違う生き物でアングルを意識するとまた違った写真が撮れるようになるので、写真の練習にもぴったりです。
屋外の写真もフルオートで撮る
最近ではどこの水族館も屋外のコーナーが設けられていて、ペンギンやカワウソなどがみれるスペースが増えてきています。
でも油断は禁物!彼らも魚並みに動くので写真を撮るのに苦労します。
屋外な分光は届きやすくシャッタースピードは調節しやすいですが、カメラの操作に慣れていない人はフルオートで写真を撮ることをおすすめします。
フルオートで撮影しても後から編集ソフトやアプリで加工すれば、自分の思い通りの写真に変えることができます。
カメラ初心者の方はラインカメラのフィルターで加工するのがおすすめです。
とにかく何枚も撮って納得のいく写真にする
今までいろんな撮影テクニックをご紹介しましたが、最後にたどり着くのは質より量という結論です。
生き物は自分の思い通りに動いてくれるものではないし、上手く撮れてもブレてしまうこともたくさんあります。
とにかく撮って撮って自分が納得いく数枚を見つけてあげるのがベストです。
今回の水族館撮影で1時間以上粘り続けて撮った写真でも8割がボツになっているので、1回で自分が納得できるような写真を撮るのはとても難しいと思います。
水族館の撮影はバッドコンディションだらけでとても難しいですが、何枚も撮れば慣れてくるはず。
静かに魚を待ちながら何枚もシャッターを切って、ベストショットを目指してください。
最後に
今までご紹介してきた撮影ポイントをまとめると以下のようになります。
- 水族館の中で使うレンズはズームレンズ
- 撮影モードはフルオートを使う
- レンズをアクリル板に近づけて撮影する
- 写真を撮るときは三分割法を意識する
- いろんな角度で写真を撮ってみる
- 屋外の写真もフルオートで撮る
- とにかく何枚も撮って納得がいく写真にする
カメラの操作に自信がある人はシャッタースピード優先モードで写真を撮ってみるのもおすすめです。
でもどうしても不安という人はフルオートに頼るのが一番です。
初心者が上達するコツはフルオートを卒業することとよく言われていますが、水族館ではなかなか思ったような写真が撮れないのが事実。
私はどうしても上手く撮れないというときは、カメラ本体の力に頼ってもいいと思っています。
撮影モードはカメラ本体に頼ってしっかり構図を意識して撮れば、必ず納得できる1枚が仕上がるはずです。
ぜひあなただけのナイスショットを納めて、水族館撮影を楽しんでくださいね!
Have a happy camelife.