こんにちは、沙矢佳(@a_n_koll)です。
カメラを手に入れると、まず手当たり次第に写真を撮ってしまいますよね。
私も最初にカメラを手に入れた3ヶ月くらいはほとんどの写真をオート撮影で撮っていたので、気持ちはとってもよくわかります。
でもあるとき、気がついたことがありました。
そう、オート撮影はカメラの良さをほとんど使いこなさずに、撮影しているようなものなんです!
ゲームで例えると「吸い込めないカービィ」のようなものです。(そんなカービィあってたまるか)
今回この記事でご紹介するオートモードは全部で4種類!
- P:プログラムオート
- S:シャッター優先オート
- A:露出優先オート
- M:マニュアルモード
キャノンのカメラはSとAがそれぞれ『Tv』、『Av』と表記されています。
機能は他社のカメラメーカーと同じです。
カメラで自分の思い通りの写真をとるには、この4つのモードが必要不可欠です。
もくじ
【おさらい】まず初めに3つのカメラ用語をご紹介していきます
絞り
絞りはカメラについている光を取り込む量を調節する穴のことです。
絞りの表記は【F値】という言葉で表され、数字が小さくなればなるほど光を取り込む量が多くなり、数字が大きくなればなるほど光を取り込む量が少なくなります。
絞りを大きくする(F値を小さくする)とボケの範囲が大きくなり、明るい写真が撮れるようになります。
逆に絞りを小さくする(F値を大きくする)と細部まではっきりした写真が撮れ、写真が暗くなります。
シャッタースピード
シャッタースピードはシャッターを切るスピードを調節する機能のことです。
シャッタースピードが早くなると、光を取り込む時間が少なくなるため暗い写真が撮れるようになります。
逆にシャッタースピードが遅くなると、光を取り込む時間が長くなるため明るい写真が撮れるようになりますが、三脚がないと写真がぶれやすくなります。
露出
露出は写真の明るさを調節する機能のことです。
露出機能を調節するときのことを『露出補正』といい、露出補正の数値が上がれば上がるほど写真が明るくなり、下がれば下がるほど写真が暗くなります。
人を明るく撮影したいときは露出をプラスに、写真をはっきり写したいときは露出をマイナスにすると思い通りの写真が撮れるようになります。
カメラ用語についてもっと知りたいという人は、『【カメラ用語】カメラ初心者がまず覚えるべき5つのコトバ』を読んでみてね!
4つの撮影モードの説明をします
P(プログラムオート)
プログラムオートは、F値(光を取り込む量)とシャッタースピード(シャッターが降りる速さ)がカメラ内で決められているオートシステムのことです。
露出を一定にしたままF値とシャッタースピードは自分で変更することもできる、マニュアル撮影の入門にぴったりのモードになっています。
普通のオート撮影と違ってホワイトバランスを調整することもできます。
という方はプログラムオートから始めることをおすすめします。
S(シャッタースピード優先)
シャッタースピード優先は、露出とF値がカメラ内で固定されていて、シャッタースピードだけ変えられるという機能です。
動くものを撮るときや、花火などを長い時間撮影するときによく使われるモードで、使い慣れるまでに少し時間がかかることが多いです。
シャッタースピードは写真の明るさに直結しているため早すぎると、写真が暗すぎてしまって撮影できなくなってしまったり、遅すぎると明るすぎて撮影することができないため、最初はそのバランスに戸惑うことも多いです。
A(絞り優先)
絞り優先オートは、シャッタースピードが固定されているモードで、露出補正も自由に使うことができます。
絞り優先はプログラムオートと違って、シャッタースピードが完全に固定されているのでとっても使いやすいモードになっています。
露出と絞りを変えるだけでも写真が全く変わってくるので、手っ取り早くオートを使ってみたいという人にはおすすめのモードになっています。
M(マニュアルモード)
マニュアルモードは、絞り、シャッタースピード、露出、全てを自分で操作できる上級者向けのモードです。
全て自分の思い通りに設定できる分、撮影の幅も大きく広がりますが全ての機能をある程度知っておく必要があるので、初心者はAやSでステップアップしてからマニュアルモードを使うようにするのがオススメです。
いつか必ず使いこなせるようになって、もっと素敵な写真を撮っていくことをこのブログで約束します!
カメラ初心者はプログラムオート(P)と絞り優先(A)で練習しよう
どうカメラをいじったらいいのかわからない…という人は、最初からマニュアルモードを使いこなそうとするとなかなかうまく写真を撮ることはできません。
そのためプログラムオートと、絞り優先は初心者でも使いやすいモードになっているので、オートを卒業するのに最適です。
そのままシャッタースピードに関する知識をSでつけてマニュアルモードを使ってもいいと思いますし、私のように得意なモード(沙矢佳の場合は絞り優先)に特化して伸ばしていくという方法もあります。
完全オートモードを使ってしまうと自分が表現したい写真をほとんど撮ることができないので、早めに卒業するのがおすすめ!
ぜひいろんなモードにチャレンジして、あなたの世界をもっともっと広げていってください。